大本(亀岡)訪問
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亀岡には、綾部にあるような巨大な神殿はないのですが、組織の重要な運営機能を担っています。
国際関係のセクションも、亀岡にあり、今回の訪問で、大本とイスラーム(特にシリアのクフタロウ財団)との深いつながりについて知ることができました。
簡単に言うと、大本が信じる神も、ムスリムが信じる神も同じ神であるという共通認識に立って、大本とクフタロウ師は信頼関係を取り結んできたようです。このあたりの感覚は、神道系の他教団には見られない非常にユニークなものだと思います。
右の写真は、亀岡における教主様の執務室のようなところです。ここで来客を迎えたり、仕事をされたりするとのこと。
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建物の内部を見せていただき、また客間でお抹茶をいただきました。
そこで、ふと目にとまったのが部屋の真ん中に掛けてあった掛け軸。目立つところにあったので、きっと由緒ある古い掛け軸なのだろうと思い、じーっと、その記された年号を見ると、2008.3.2とあります。えっ、これはつい最近のものではないか?!と思い、揮毫の主を見ると、小池百合子とありました。
聞くと、まさにその日、小池百合子氏が亀岡で環境問題に関する講演会をしたとのことでした。
ところで、色紙中央に記されている肝心の文字はいったい何なのでしょうか? 達筆すぎて、常人には読めない漢字なのか、と考えましたが、これは漢字ではありませんでした。
アラビア語で「愛」をあらわしているそうです。さすが、アズハル大学(エジプト)を卒業しただけあって、やることが違いますね!
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右の写真もその名残の一つです。仏像だと思われますが、頭部が破壊され、そのまま放置されています。歴史の傷跡を見る思いがしました。