アルボルズ山登山
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右の写真の通り、最初はのどかな散歩道でした。狭い道の両脇に、所狭しと、露天や飲食店が建ち並んでいます。
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京都でいうと鴨川や鞍馬の「川床」と同じような構造のものが多数ありました。夏には涼を求めて、ここを多数の人が訪れるそうです。
左写真のようなカラフルな露天も目を楽しませてくれます。
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徐々に本格的な雪山登山の雰囲気になってきて、また、富田先生の足取りが怪しくなってきたので、「もうそろそろ引き返した方がいいのでは?」とザルバーニ先生に尋ねたところ「もう少し行けば折り返しポイントにつくから、もう少し行こう」とのこと。
富田先生にはエネルギー補給に、たばこを吸ってもらったりしながら先に進みました。
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途中かなりの急な下り道もあり、何度かひやひやしました。左の写真もその一つです。写真ではわかりにくいですが、かなりの急勾配です。しかも、横は柵もなく、滑り落ちれば、200メートル下の谷底にまっしぐら、という場所です。
富田先生は滑らないようにしゃがんで、命がけで前進しておられました。誰か助けようとする人はおらんのか!と心の中で叫びながら、私は懸命にシャッターを押し続けていました。(^_^;)
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写真を見てもらうとわかるように、まったく登山のかっこうではありません。普通の靴を履いていたので、雪の上ではけっこう滑りました。まあ、こういうハプニングも、終わってみれば楽しいものです。
テヘラン市内とは異なり、とてもおいしい空気を吸うことができ、よい運動になりました。
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