ゴム(Qom)訪問

ゴムに行く途中、エマーム・ホメイニー霊廟(右写真)に立ち寄りました。あのイラン・イスラーム革命(1979年)の中心的指導者のホメイニー師が眠る巨大な霊廟です。

しかし、ホメイニー師を慕う人にとっては、建物などどうでもよいのかもしれません。左の写真のように、たくさんの生徒たちが霊廟を訪れていました。遠足の定番の行き先になっているのだと思います。

ごつごつとした岩山がところどころに見えるだけで、他は目立ったものがないのですが、騒々しいテヘランでは得難い、落ち着いた気持ちにさせてくれます。

1時間半ほどでゴムに到着して、あちこち回った後、ハズラテ・マアスーメという霊廟(聖域)を訪ねました。

貴重な写真をたくさん撮りましたが、とりあえず全体の雰囲気がわかる一枚を右にあげておきました。たくさんの巡礼者が来ていることがわかると思います。

宗教的には保守派に位置しながらも、西洋の思想や哲学に開かれた姿勢を持っており、シーア派の考え方と西洋の考え方の橋渡しができる人物であると思います。
ヴァエズィー先生は担当の授業があったため、長時間話すことはできませんが、現在の関心事や授業でどのようなことをしているかについて話してくれました。直後の授業では解釈学を扱っており、ガーダマーやP・リクールなどの名前をあげていました。

このようにゴムに到着してから、ほとんど休む間もなくあちこちに行っていたため、結果的に、お昼ご飯を食べ損ねてしまい、4時過ぎにようやく空腹を満たすことができました。
右の写真は、ゴムのレストランで食べたチェロウ・ケバブです。ライスのことをチェロウと言います。ライス付きケバブはイランの定番料理です。私はケバブが大好きなので、中東料理は全般的にOKなのですが、人によってはケバブ(基本は羊肉)が口に合わないという人もいます。

イランでは、外国人に対しても服装規定がありますので、日本人女性であっても、髪の毛や肌を露出するのは厳禁です。
近年、服装規定は厳しくなっているらしく、いいかげんな格好をしていると治安警察に呼び止められるそうです。ちなみに、イランには交通警察と治安警察の二種類があります。
ゴムから高速に乗って、途中まで順調に進んでいたのですが、テヘラン南部で大渋滞に巻き込まれました。前に進みません。6時前にゴムを出発したのですが、テヘランのホテルに到着したのは、何と10時でした。
明日、お祭りがあることも多少関係しているとは思うのですが、テヘランの渋滞のすごさを身にしみて感じさせられました。