フランシス・フクヤマ講演会
10月22日(月)に行われた、フランシス・フクヤマ氏による講演会「21世紀における自由民主主義の将来」の動画がアップされましたので、関心ある方はご覧ください。
ただし、翻訳権の関係から、講演は通訳部分を省いた英語のみとなります。英語の苦手な人には、ちょっとつらいかもしれません。
しかし、講演の前後にある森先生による紹介や解説は日本語で、なかなかうまく要点と課題をまとめています。国際ワークショップでどのようなことが議論の焦点になったかについても言及されていますので、英語が苦手な方は途中を飛ばして、後半の10分くらいを聞いていただいてもよいと思います。
リベラル・デモクラシーは普遍的か?
突き詰めれば、この問いになると思います。フクヤマ氏の答えは、時間はかけなければならないが、という条件付きで「イエス」。イスラム側からは、世俗化を前提にした近代化や、その帰結としてのリベラル・デモクラシーに対しては「ノー」が突きつけられていることが、紹介されています。
21世紀の民主主義は、どう展開していくのでしょうか? 興味が尽きません。
■フランシス・フクヤマ「21世紀における自由民主主義の将来」
https://www.cismor.jp/jp/research/lectures/071022.html