大阪南YMCA「暴力の臨界と平和主義」
うっかりしていて、直前の案内となりますが、明日9月27日、大阪南YMCA(天王寺)で「暴力の臨界と平和主義――教育再生から憲法9条まで」というタイトルの講演を行います。18:30~です。
都合のつく方はお越しください。なお、詳細は下記PDFをご覧になってください。講演趣旨は以下のようになっています。
暴力の連鎖は、より大きな暴力のエネルギーを生み、時には大きな戦争にまで至る。それは、あたかも制御棒の脱落した原子炉が暴走し臨界に達するかのようである。暴力を完全になくすことは難しい。しかし、暴力が臨界に達しないよう、それをコントロールする「制御棒」としての平和は、今、どこに求められるべきなのか。テロや紛争を押さえ込むためには、やはり強硬な武力が有効なのか。
国内では「教育再生」のために道徳教育の強化が目指され、また国土防衛を大義として憲法9条の改正が進められようとしている。ソフト面、ハード面の両方向からの強化策は、いずれも国民生活の基幹に関わる問題であるが、行き先は見えていない。
このような時、歴史を振り返ることが大切である。日本の近代史を、あるいは、平和主義の一源泉としてのキリスト教を振り返りながら、現在と未来の課題を展望してみたい。