KOHARA BLOG

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CISMOR研究会

070617  6/16(土)CISMORの「日本宗教から一神教への提言」研究会が行われました。
 今回は、磯前順一先生(国際日本文化研究センター)に「〈日本の宗教学〉再考」というタイトルで発表していただきました。
 今となっては当然の如く使っている「宗教」という言葉は、明治時代にReligionの訳語として用いられ始めましたが、実際には、その意味内容はかなり変遷しています。時代精神を映しながら意味を変えてきたと言えます。
 また見方を変えれば、「宗教」がどのようなものとして理解されていたかを考察することによって、それぞれの時代における社会の様子をのぞき見ることもできるわけです。
 同様に「宗教学」も一筋縄には整理できませんが、そうした学問史研究も日本ではまだ十分ではない、ということでした。
 磯前先生はすでにたくさんの著作を著されていますが、どれも密度が濃くて驚かされます。

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