「宗教の危機―激動の時代こそ不変を」
小原克博 On-Line に、「宗教の危機――激動の時代こそ不変を」(「9条が揺らぐ時代――憲法公布60年」)(『京都新聞』2007年1月18日、朝刊)を追加しました。
インタビューは、1ヶ月ほど前に行われたので、何を話したのか、今となってはほとんどおぼえていません。しかし、記事を読み返すと、主なポイントはうまくまとめてくださっていると思いました。
表面的に読むと、抽象的にしか平和について語ることのできない既成教団に対する批判をしているように見えますが、本意は、宗教ならではの固有の働きをしてほしいというエールを送っています。
結論的には、9条を守れ、ということになっています。状況依存的な条文は、積極的に変更を考えてもよいと思います。しかし、防衛庁が防衛省に格上げされるような時代には、9条に関しては、もっと保守的であった方がよいでしょう。
「平和主義」を日本の基本原理とし続けるためには、安易にいじるべきではないと考えています。その点では、私はファンダメンタリストだと思います。
関心ある方は、ご一読ください。