KOHARA BLOG

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「宗教と社会」学会の学術大会

 6月3日~4日、同志社大学を会場として「宗教と社会」学会の学術大会が開催されました。
 6月3日は研究発表、6月4日はテーマセッションが行われ、4日には同志社のCOEプログラムとの共催テーマセッション(一般公開)が以下のように開催されました。

9:30-12:00
「一神教としてのユダヤ教・キリスト教・イスラーム――『原理主義』から見た相互認」
発表者:手島勲矢、小原克博、中田考(同志社大学)

13:30-17:00
「『原理主義』の実相――中東・アメリカ・EU」
発表者:臼杵陽(日本女子大学)、森孝一(同志社大学)、内藤正典(一橋大学)

 私は午前中に発表、午後は司会で、出ずっぱり状態でしたので、かなり疲れました。しかし、一流の発表者を迎え、かなり啓発される機会となりました。
 内藤先生とは久しぶりにお会いし、新たな刺激を与えられました。話し出すと止まらないので、ノリノリの様子はうれしい限りなのですが、司会者としては内心ハラハラしていました。
 EUの加盟各国が、それぞれの抱える問題の解決のために自らの原理に立ち返ろうとしている一方、それが「イスラモフォビア」(イスラムへの憎悪感情)として収斂することが多いことを強調しておられたのが、印象的でした。
 内藤先生の近著『イスラーム戦争の時代――暴力の連鎖をどう解くか』は、イスラーム世界の全般的な様子、そして、特にヨーロッパでの事情を概観する上で、読みやすく有益な本であると思います。

 私は金曜日、月曜日とも授業が詰まっているため、先週末から月曜日まで、ほとんど休む間がなく、へとへとの週末・週初めとなりました。今週土曜日にはダ・ヴィンチ・コード講演会も控えており、なかなか休みたくても休めません。(∋_∈)

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