ずらり45冊!
E・シュヴァイツァー『新約聖書への神学的入門(NTD補遺2)』(日本基督教団出版局、1999年)という翻訳書を出したことがあるのですが、この本の印税精算の代わりということで、45冊が現物支給されました。
先日届いた荷をほどき、書架に並べたのが右の写真です。同じ本がこれだけ並ぶと壮観(悲壮?)です。
本体価格5,500円ですから、それが45冊送られてきたとなると、本来支払われるべき印税額が計算できるかと思います。
これを出版社の暴挙ととらえることもできるでしょう。実際、わたしの同僚のH大先生(新約聖書学)も、同じように現物支給を受け、大いに憤慨しておられました。
倒産寸前の出版社ならいざしらず、こういうことをやると信頼関係は大いに損なわれるでしょう。在庫処分も兼ねていますので、出版社からすると効率のよいことには間違いありませんが、果たしてこういう処遇を快く受けとめる人がどれだけいることか・・・
まあ、ともかくわたしはくよくよせず、必要な方に格安販売をしたいと思っています。
本体価格5,500円を1000円ぽっきりの激安価格で、と思っているのですが、いかがでしょうかね。これは手渡しできる場合で、宅急便の場合には、1,500円くらいでどうかと考えたりしています。
いずれにせよ、新年あけてから「お年玉セールス」をすることになりそうです。(^_^;)
ちなみに、本の中身はいいですよ。E・シュヴァイツァーは日本でもファンが多いですが、非常にバランス感覚のある内容となっています。
わたしにとっては最初で最後の翻訳書です。