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ドイツ総選挙、ようやく決着へ

 昨日紹介した記事内容に関連して、すでにYokoさんがコメントで指摘してくださっていますが、メルケル首相誕生、CDU/CSUとSPDの大連立で決着がつきそうです。
 初の女性首相、初の旧東ドイツ出身の首相ということで話題性はありますが、ドイツ新政権はどうなることやら。
 二大政党の両方が過半数をとることができず、少数野党に票が流れたということは、両党とも十分な国民的支持を得ることができなかったことを意味しています。にもかかわらず、二大政党で閣僚を山分けする、というのは考えてみれば変な話ですが、政治の世界ではやむを得ません。
 これまでは緑の党などの小さな党の意見も連立政権の中で反映されてきましたが、今後、新たな大連立の中で、少数野党の声が反映されるのかどうかは、かなり怪しくなるでしょう。
 いずれにせよ、政策的には新政権はCDU/CSUとSPDそれぞれの主張の中道をいくことになるのではないかと思います。しかし、サッチャー元英国首相にたとえられるメルケル氏のことですから、首相になって豪腕ぶりを発揮するのかもしれません。
 トルコのEU加盟問題に関しては、両党は完全に対立していましたから、今後、メルケル首相のもと、どういう道をたどるのか目が離せません。

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