KOHARA BLOG

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総選挙が終わって

 総選挙の結果、みなさんはどう、お感じになったでしょうか。
 選挙前にはあれこれの論点が論じられていたようにも思うのですが、結果からすれば、郵政民営化が他を圧倒する最大の焦点であった、ということでしょう。
 個人的には、今回ほど「右傾化」への心配を感じた選挙はかつてありませんでした。いや、確かに多くの人が小泉首相による構造改革に信頼を示したのですから、改革への期待がそこにあったことは事実でしょう。
 しかし、結果として小泉政権を承認することによって、郵政民営化以外、いろいろなものがつきまとってくることについては、やはり十分議論が尽くされなかったのではないかと思っています。自衛隊の派遣、靖国問題、憲法改正など、心配の種は尽きません。
 これほど圧倒的多数の日本国民によって小泉政権が信任されたということは、中国・韓国はじめ近隣諸国や他の国々からは、日本社会が「右傾化」へとひた走っていると映ってもやむを得ないでしょう。

 今回の選挙の分析は、これから、いろいろな形でなされていくと思いますが、わたしの関心の一つは、若年層の投票行動がどうであったのか、ということです。大学生を中心とする若い世代が、右傾化する傾向にあることは、よく聞きますし、わたし自身も直接に感じることがあります。選挙との関係だけでなく、今後の日本社会のあり方を占う意味でも、この点は意外と大事ではないかと思うのです。

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