KOHARA BLOG

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原点に帰る

 今日で、春学期の授業が終了しました。
 新たに始めた同志社科目「建学の精神とキリスト教」は、最初から最後まで、苦労の連続でしたが、本日、めでたく最終回を迎えることができました。
 授業前日はほぼ毎回徹夜に近い状態で準備し、その割には、しどろもどろの授業であったりしましたが、学生さんの反応は非常によく、その点では、意味のある授業であったと思っています。新島襄や初期の同志社を支えた先達たちの魅力のなせる業とも言えます。わたし自信、大いに勉強になり、刺激を受けました。

 原点に帰る、というのは、時に非常に大きな希望と展望を与えてくれるものです。基本に立ち返ることが、現在のあり方を批判的に見つめ直し、現状を再構成するための思考軸を与えてくれる場合があります。
 「原理主義」の魅力もここにあります。それゆえ、自分の立場を絶対化・正当化するための原点回帰の欲求に対しては、批判的な内省が必要とされるのです。

 さて、今日は一つ講演会を案内しておきます。かなり直前の案内で申し訳ないのですが、お近くの方は、ぜひお越しいただければと思います。

■ 「中絶胎児の研究利用をめぐって」7月16日(土)
            福島 雅典氏(京都大学医学部)

https://www.academy-kansai.com/prog/life/index.htm

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