米・合同キリスト教会が同性婚を承認
アメリカの合同キリスト教会(UCC)が7月4日の総会で、同性婚を承認しました。主流派教派としては、同性婚を承認した初めてのケースです。
いろいろなニュース記事を読むと、内部では異論もあったようですが、聖公会のように組織を二分するような事態には至らなかったようです。
UCCは歴史的にもリベラルな教派としての経歴を持っています。1700年には奴隷制度に反対した最初の教会として、また、1853年に女性を牧師として任職した最初の教会として、また、1995年に「包含的言語」(性差別や人種差別などを誘引しないように配慮された翻訳)による式文を採用した最初の教会として、そのリベラルさを誇っています。
もっとも、UCC自体は、会衆派や改革派の教派が1957年に合同した「合同教会」ですから、1957年以前の出来事については、そのルーツとなった教会の歴史が言及されています。
アメリカやカナダの聖公会のリベラル派の人たちは、今回のUCCの決定を、かなりうらやましく思っているに違いありません。
■United Church of Christ
https://www.ucc.org/