KOHARA BLOG

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シリアのクフタロウ財団と調印

050321b 3月21日、京都のある料亭で、シリアのクフタロウ財団と、同志社大学 神学部・神学研究科および一神教学際研究センターとの間の学術交流協定の調印を行いました。
 クフタロウ財団は、イスラーム研究を中心とした大学や研究機関を含むコンプレックス(複合組織)です。今回、その総長のクフタロウ氏が、宗教団体の大本の招きで来日していたため、それに合わせて調印を行いました。
 大本の教祖の一人である出口王仁三郎がイスラームと出会っており、それ以来の関係があるようなのですが、大本の「神」とイスラームの「神」は同じだという理解に立っているようです。万教同根をとく大本の考えからすれば、自然なことのようにも思えますが、大本のHPなどを見ても、イスラームとの関係はまったく述べられていませんの。大本とイスラームとの裏話をクフタロウ氏から聞かされ、驚愕の事実を多数耳にしました。ここで言ってしまいたいのですが、かなりセンセーショナルな内容なので、もう少し事実関係を確認してからにしたいと思います。じらすようで、申し訳ありません。(^_^;)

050321a 調印した森先生は、クフタロウ氏から記念のシリア風ガウンをもらいました。なかなか似合っています。ただし、裾は30センチくらい長かったので、裾直しする必要があるでしょう。

 クフタロウ氏は同志社との調印のことを、すでにシリアのアサド大統領に伝えたとのこと。うっひょー!って感じですが、それもそのはず。クフタロウ氏のお父さん(昨年9月逝去)は、シリアの最高ムフティ(最高位のイスラーム指導者)だったので、話のスケールがとにかくでかい!

 最近、何かと話題になっているシリアですが、シリアと日本の友好関係を深めていくために、今回の調印は、最初の一歩になったのではないかと思います。
 シリアにぜひ来い、というので、「シリアの魅力は何ですか?」と聞きました。長い宗教的伝統、古い遺跡、美しい町並み、といった答えを期待していたのですが、返ってきた答えは「美しい女性がたくさんいること」でした。さすが、最高ムフティの息子です。凡人の考えを凌駕しています。(^_^;)

 クフタロウ氏とは、二度目の対面でしたが、またシリアとの心理的な距離が少し近くなったような気がします。時間があれば行ってみたいと思っています。

※業務連絡:Y. Mori様、クフタロウ氏がwife同伴でシリアに来るようにと森先生に催促していましたので、どうぞ遠慮なく、せっついてください。

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