武岡さんとスーダンについて
一昨日、武岡洋治さんがやってきて、スーダンについて2時間ほど話しました。
武岡さんは、名古屋大学名誉教授で農業が専門。農地開発を視察するために滞在していたスーダンで、抗マラリア剤の薬禍により瀕死の重傷に陥り、やがて健康を取り戻すものの片目を失明されます。このあたりの事情は『光遙かに―薬禍を超えて』 (新教出版社)などで詳しく説明されています。
その後、同志社大学大学院神学研究科で学ばれました。その際、わたしのゼミに出られていたので、親しくしていたのですが、大学院修了後はお互い忙しかったせいもあって、2~3年ぶりくらいの再会でした。
スーダンは、北部のイスラム政権と何部のキリスト教系反政府勢力とが長い抗争を続け、今年1月にようやく和平が締結したばかりですが、スーダン西部のダルフールにおける内戦も、まだ完全には終わっておらず、そこで繰り広げられたジェノサイドが国際的にも批判を浴びてきました。
宗教的にも、民族的にも、一筋縄ではいかない状況にありますが、そこに、日本の自衛隊が平和維持活動のために派遣される云々の議論が始まっています。
そのスーダンに武岡さんの親しい知人がいるのですが、その彼がわたしにコンタクトを取ってきて、一度、スーダンに来い、というので、その様子を聞くため、武岡さんから話をうかがうことになった次第です。
まだどうなるかわかりませんが、ひょっとすると、この夏、スーダンに行くかも・・・