Merry Christmas!
クリスマス、おめでとうございます。
学生たちの卒業論文・修士論文の提出も、無事終わり、また、自分自身の督促されていた原稿も何とか出して、ようやく一息入れることができました。
クリスマスについては12月18日の『日本経済新聞』の記事でコメントしておきましたので、ご覧ください(→「日本のクリスマス」)。かなりアイディア提供しているのですが、引用はちょこっとされているだけです (^_^;)
今日は、月曜代行日ということで授業があったのですが、普段とほとんど変わらない数の学生が来ており、少し驚きました。なかなか、まじめですね。
この授業では、先々週から「終末論」を扱っており、そこで現代の終末論的感性の事例として、鬼束ちひろの「月光」を歌詞を見ながら教室で聴いてもらいました。毎回授業で授業内容に対するコメントを書いてもらっているのですが、今回、その8割くらいが「月光」に関する感想を書いており、インパクトの強さをうかがうことができました。
I am GOD’S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない突風に埋もれる足取り
倒れそうになるのを この鎖が 許さない(中略)
I am GOD’S CHILD
哀しい音は背中に爪痕を付けて
I can’t hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い
不愉快に冷たい壁とか
次はどれに弱さを許す?
おわりになど手を伸ばさないで
貴方なら救い出して
わたしを 静寂から
時間は痛みを 加速させて行く (後略)
「神の子」(GOD’S CHILD)という言葉が歌詞に入っているとはいえ、世のクリスマスの華やかさからは、ほど遠いほど深刻なメッセージが散りばめられています。授業では、歌詞を用いながら、終末思想が前提とする世界観について解説をしました。
というわけで、鬼束フアンの一人として、鬼束ちひろのオフィシャル・サイトを紹介しておきます。コンテンツの充実は、これから、という感じのサイトですが。