イチロー記録達成!
今日は、日本中で、イチローの快挙が話題になっていることでしょう。メジャー年間最多259安打、感動です。
わたしは小学生の頃は典型的な野球少年でしたが、最近は、日本のプロ野球にはほとんど関心を持たず、唯一、わたしに野球への関心を喚起してくれるのがイチローの存在でした。
もう10年もたったとは信じられないのですが、1994年、イチローが史上初の1シーズン200安打を放ったときにも、「こんな、すごい選手がいるのか~」と心ときめきましたが、その10年後にまさかメジャーの記録まで塗り替えるとは夢にも思いませんでした。
記録達成後のインタビューでのイチローの一問一答にも、感心させられる言葉がちりばめられていました。
日本の野球少年へのメッセージとして、イチローは次のように答えています。
僕がこちらに来て思うのは、体がでかいことに、それほど意味はないということ。大リーグでは、僕は一番小さい方だけど、こういう記録ができた。日本の子供にも、アメリカの子供にも言えると思うけど、大切なのは、自分の持っているものを生かすこと。そう考えられるようになると、可能性が広がっていく。
これって、野球に関してだけでなく、いろいろなことに当てはまることだと思います。イチローの言葉に励まされ、かつての野球少年も、なんだか、やる気がわいてきました。(^_^;)
今日は、COEの研究会があって、イスラエル・パレスチナ問題をテーマに長い議論を交わしました。答えの出ない問題ですが、すべて終わった後で、森先生(CISMORセンター長)とイチローの話題に及び、「国際政治の舞台にもイチローみたいな人物がいないと、なかなか、元気出んな~」と。
悪のヒーローみたいな人は、たくさんいるんですけどね。国の違いを超えて、希望や勇気を与えてくれるような政治家は、ほんと少ないな~と、しみじみ思いました。
誰もがイチローのようになれるわけではありませんが、イチローの野球に対する情熱やひたむきさには、教えられることが多いです。