CISMOR研究会
昨日、CISMORの「アメリカのグローバル戦略と一神教世界」研究会が同志社大学の寒梅館で行われました。
上の写真は寒梅館6階会議室での様子を写したものですが、なかなかよい雰囲気の会議室でした。
今回のテーマは、イスラエル・パレスチナ問題で、以下のような発表・コメントがあり、それに続いて長時間のディスカッションが行われました。
1. 「パレスティナ・アイデンティティーと政治」
北澤義之(京都産業大学外国語学部 教授)
2. 「現代ユダヤ教とイスラエル・パレスティナ問題」
勝又直也(京都大学大学院 人間・環境学研究科 助教授)
コメンテーター
1. 宮坂直史(防衛大学校国際関係学科 助教授)
2. 田原牧(東京新聞特報部記者)
イスラエル・パレスチナ問題を解決するために、宗教的なファクターがどの程度関与しているのかが、一つの焦点になりましたが、パレスチナ人のアイデンティティ一つ取っても、あまりに複雑で、簡単に答えの出る問題ではないことがあらためて、わかりました。
しかし、少しでも解決の糸口を探る努力は続けていかなければならないと、同時に感じた次第です。
参加者は、国際政治学や地域研究のトップレベルの人ばかりですので、議論は白熱し、楽しむことができました。
上の写真で、わたしの右隣に座ってマイクを握っているのは、アルジャジーラの東京支局長です。さすがに、彼はメディアが果たす影響力の大きさを、繰り返し語っていました。
こうした研究会の速報や発表要旨などは、CISMORブログでお知らせしていきます。今回の研究会の写真も掲載していますので、ご覧ください。