KOHARA BLOG

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Open University (23日)

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Open University

 23日はZichron YaacovにあるOpen Universityのスタディセンターに行きました。Open Universityは、日本で言えば、放送大学に近いものです。仕事をしていたりなどで、日中に大学に行くことのできない人々が自宅を中心に勉強できるようなシステムを作っています。単位を積み上げていけば、学位を取得することもでき、試験やチュートリアルを受けるためのセンターがイスラエルの各地にあるようです(本部はテルアビブ)。イギリスのOpen Universityと同じ理念を持っています。
 Zichron Yaacovは、テルアビブから少し北に行ったところにある、地中海を見下ろす高台にある小さな街です。そこにあるスタディセンターで、午前10時頃から夕方5時までレクチャーを受けたり、ディスカッションをしたりしました。レクチャーは以下のようなものでした。

Dr. Rivka Nir - The Origins of Apocalyptic Literature: Judaism or Christianity?
Prof. Ora Limor - Holy Places Shared by Three Religions
Dr. Ram Ben-Shalom - Jewish Martyrology in Spain
Dr. Avriel Bar-Levav - Jewish Rituals in a Social Context
Dr. Daphna Ephrat - Disseminating the Sufi "path" in Medieval Islamic Societies: Content and Practice
Prof. Miura- Mathematics in Medieval Islam
Prof. Henry Wassermann - Religion and Nationalism or the Invention of Tradition
Dr. Aviva Halamish - Jerusalem and the Three Religions

 ほとんどが歴史の専門家で、専門性の高い話はよくわからない部分もありましたが、バラエティに富む話を聞けたのは勉強になりました。
 彼ら・彼女らにとっては、日本人研究者と議論する機会はめったにないことなので、非常に歓迎されたのが印象的でした。


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シナゴーグ

 スタディセンターでよく学んだ後、Zichron Yaacovの街に出かけました。上の写真はシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)です。
 会堂の一番奥にある扉の中には、トーラーの巻物が収められているのですが、それも見せていただくことができました。上の3番目の写真では、トーラーなどを朗読する台の前にわたしは立っています。さて、わたしが手にしている銀の棒は何だと思いますか? 魔法使いの棒ではありません。
 トーラーを朗読する際に、指が文字に触れて、聖なる文字を汚さないように、この銀の棒を使って文字を追い朗読をするそうです。
 ちょっとしたことかもしれませんが、(神の)「言葉」に対するユダヤ人の誠実かつ繊細な態度をかいま見た気がしました。


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結婚式

 Zichron Yaacovの街をさらに行くと、結婚式をあげたカップルに出会いました。今の時期は、イスラエルでは結婚式のはいシーズンで、これまでも、いろいろなところで結婚式のカップルやパーティを見ました。
 上の写真を撮った後、花嫁・花婿が一緒に写真に入ってくれといったので、彼らのカメラマンたちの写真に収まりました。


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中東の伝統音楽

 夜は、スタディセンターで、伝統的な中東の音楽を聞きました。伝統的なユダヤの音楽、アラブの音楽が奏でられ、その歌声を聞きました。普段聞くことのない音楽であるだけに、非常に心に響くものがありました。
 ユダヤ人青年と、アラブ系青年が、音楽を通じて、民族のわだかまりをなくしていきたいと語っていたことも印象的でした。
 彼らのような若者が増えていってくれればと願わざるを得ません。

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