安居特別講義
7月20日、浄土真宗本願寺派の安居(あんご)特別講義で脳死・臓器移植について話してきました。本願寺では、毎年7月に全国の僧侶が参集して教学の研鑽を行っており、安居と呼ばれています。安居には、およそ360年の歴史があります。
それと同じくらい歴史のあるのが、安居特別講義の会場となった龍谷大学大宮学舎本館講堂。上の写真がそうです。外見も立派ですが、内部の木造建築は本当にすばらしいです。重要文化財になっているだけあって、風情は格別です。
安居では伝統的に、浄土真宗の教学を学ぶ場であったわけですが、昨年から異変(?)が起こって、現代の問題も特別講義として取り扱うようになりました。仕掛け人は、わたしの友人の徳永道雄氏です。安居に脳死・臓器移植??ということで、内部では一騒動あったようで、よ~やるな~、という感じです。
講義をした講堂には、袈裟を着た僧侶の方々が100名ほどおられました。わたしのような若造の話を聞いて、おもしろいんだろうか~、と疑念を抱きつつ話を進めていたのですが、質疑応答の時間には、あちこちで手が上がり、また質問の内容も的を射たものであったので感心しました。時間の都合上、挙手された全員にお答えできなかったのが心残りでしたが、わたしにとっても、よい機会となりました。
小原克博On-Lineに早速、当日配布のレジュメを掲載しておきましたので、関心のある方はご覧ください。
■「脳死・臓器移植に対するキリスト教の対応」、浄土真宗本願寺派 安居特別講義
https://theology.doshisha.ac.jp:8008/kkohara/works.nsf/
626e6035eadbb4cd85256499006b15a6/b32c76d53bf8d08249256ed800524948?OpenDocument