ドイツ・アメリカ・イタリア・日本
今週で春学期の授業が終了するのですが、わくわく感をまったく感じることができないほど、あれこれと仕事が詰まっています。(T_T)
土曜日の講演会の準備に取りかかれないのが、恐ろしい~。前日(~当日)は徹夜になりそうです。いつものことですが。(^_^;)
今日はお昼、ドイツ総領事館のライハルト・ルートヴィヒ副総領事と、講演会の打ち合わせを兼ねて食事をしました。天満橋の日本料理店で天ぷらを食べたのですが、久しぶりの天ぷらだったので、おいしかったです。4月のドイツ旅行のことでも話がはずみました。土曜日には、精一杯、ドイツのことをアピールしてくださいと念を押しておきました。当日は、ドイツ関係のニュースレターなども配布される予定です。
その後、京都に戻り、夕方からアメリカ人学生のJaclyn Perlmutterさんと会いました。彼女は奨学金をもらって、この夏、東福寺で禅の修行をしています。朝の3時に起きて、座禅しているのだそうです。わたしがまだ起きている時間ですね。(^_^;)
アメリカの大学の先生の紹介で、彼女はわたしを訪ねてきたのですが、わたしは禅仏教についてはあまり詳しくありませんので、友人のAnna Ruggeriさんに応援に来てもらいました。彼女はイタリア人ですが、イタリアにいる頃から、禅に親しみ、日本での滞在経験も長いので、外国人に対し禅を語ってもらうには最適の人です。
上の写真の左がRuggeriさんで、右がPerlmutterさんです。
Perlmutterさんは、いくつか質問をしたいということで、わたしは気軽にRuggeriさんにも声をかけたのですが、Perlmutterさんは三脚を立てて、デジタルビデオをセットし、テープレコーダをテーブルの上に置き、その本格的な姿勢に驚かされました。
喫茶店で、1時間半ほど、みっちりインタビューを受けました。Perlmutterさんは、まだ学部の学生なのですが、インタビューの真剣さや、真摯な質問内容には、今時の日本人学生には見られないものを感じました。さすがに奨学金をもらって来ているだけはあるのですが、アメリカ人が禅の修行をしているということ自体が、わたしには驚きで、インタビューを終えて、京都の地下街ポルタで一緒に食事をしている際には、こちらからも、あれこれと質問をしました。
Ruggeriさんは、禅仏教の裏の世界や生々しい現実をよく知っているので、それもまた興味深く、刺激の多い会話となりました。
以前、このBLOGでも東福寺のことを紹介しましたが(→1/28)、東福寺の管長はアメリカで毎年のように講演旅行をしており、それがきっかけでPerlmutterさんも東福寺で修行することになったようです。
■東福寺の管長と面会(1/28)
https://kohara.cocolog-nifty.com/blog/2004/01/post_11.html