COE研究会(東京)
土曜日、渋谷の同志社大学 東京アカデミーを会場にして、COE研究会が開催されました。わたしは司会を務めました。
1:00-2:00 発表:手島勲矢(大阪産業大学人間環境学部助教授)
「ユダヤ学のA・トインビー批判:文明の包摂と排除について」
2:00-3:00 発表:勝又悦子(ヘブライ大学ヘブライ文学部博士課程)
「ラビ・ユダヤ教における異教徒との対話」
3:00-3:15 休憩
3:15-3:25 コメント:中村信博(同志社女子大学学芸学部教授)
3:25-3:35 コメント:市川 裕(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
3:35-5:30 ディスカッション
今回はユダヤ教にフォーカスしたのですが、予想通り、パレスチナ・イスラエル問題に話が及び、ユダヤ教と「土地」の問題、エレツ・イスラエルとディアスポラをめぐるユダヤ人のアイデンティティのゆらぎ、マイノリティをめぐる歴史的課題など、かなり濃いテーマとなりました。
イスラームの専門家もたくさんいますので、その視点からの指摘もばんばん出ますし、また、ユダヤ人であるアダ・コヘン先生(同志社神学部)のストレートな発言などが議論に深さと幅を与えてくれ、かなり刺激に満ちたディスカッションとなりました。
手島先生、勝又先生の発表がよかったことは言うまでもありませんが。
内容についても詳細にお伝えしたいのですが、いずれ研究会の記録をCISMORサイトに掲載しますので、しばらくお待ちください。
実は、わたしの多忙のせいもあって、これまでの研究会の記録も、CISMORサイトにまだ掲載されていません。夏休みの間にばん回して、全記録を一挙公開する予定です。
いや~、それにしても東京は暑かった。
帰りは、新幹線に乗り遅れそうになって、品川駅で猛ダッシュしました。おかげで、座席についてから、足がつってしまいました(ナサナイ)。激痛でいっそう汗が出ました。(^_^;)