モルトマンへの応答、ほか新着情報
新着情報の紹介です。
▼小原克博 On-Line より
「新聞・雑誌記事等」の「雑誌執筆原稿」に「脳死・臓器移植に対するキリスト教の対応」(安居開講にあたって)、『宗報』2004年4月号、浄土真宗本願寺派を追加しました。また「研究内容」の「講演録等」に"Can Human Beings Overcome Anthropocentrism?: Focusing on J. Moltmann's Idea of the Rights of the Earth", The 5th International Symposium on the Theology of Life "Human Life and Rights of Nature", Yonsei University, Seoul, Koreaを追加しました。
最初のものは「安居」のための準備原稿です。本願寺では毎年7月に全国の僧侶が参集して教学の研鑽を行っており、安居(あんご)と呼ばれています。安居には、およそ360年の歴史があるそうです。脳死・臓器移植が「安居」の課題となるのは異例中の異例ですが、わたしのようなキリスト教の神学者が講師を務めるのも異例なことです。親鸞上人が知れば、大いにお嘆きになるかも・・・ というのは冗談で、このことは、本願寺が少しずつ時代の要請を受けて変わりつつあることを語っています。今さら、脳死・臓器移植?という感じもするかもしれませんが、本願寺の門徒の方にとって、自分の死に際して、それを現代医療と伝統的教学の間でどのように位置づけるべきか、という切実な
問いがあります。
二つめは、お待たせしました、モルトマンの論文と、それに対するわたしの応答です。モルトマンの文章を読んでいただかなければ、わたしの文章の意図もわからないかもしれません。わたしのものは簡単な内容ですが、これをきっかけに、実際のシンポジウムでは対立的な論争になりました。シンポジウムの討論部分はハングルででるかもしれませんが、英語になるかどうかはわかりません。
あと、最近わたしが更新したサイトの情報を二つ。
▼一神教学際研究センターより
COE学外奨励研究員の募集を開始しました。募集要項(Word, PDF)、申請書(Word, PDF)、推薦書(Word, PDF)をダウンロードすることができます。
▼同志社大学 神学部・神学研究科より
「神学部体験授業」と「昨年度入試問題」を更新しました。
COE学外奨励研究員の応募締め切りは7月30日です。まだ時間はありますが、関心のある方は、早めにご準備ください。