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講演「欧州新時代におけるイスラームとの対話―ドイツから何を学ぶか」

 目下、この講演会の案内ちらしを作っているところなのですが、とりあえず、プレス・リリース用文章の一部を、ここで紹介させていただきます。
 これだけを読むと、あたかも用意周到に準備が進められているようですが、ここだけの話、実は何もできていません(笑)。日が近づいてくると気持ちが焦りますが、そろそろ、内容を考えないと・・・と思い始めているこの頃です。
 少しでも、知的好奇心を喚起できるような講演会にしたいと思っていますので、ご都合のつく方は、今からばっちり予定に入れて、ぜひお越しください。
 ちなみに、来場者にはCISMORの「ワールド・ウオッチ・ニュース」DVDが無料配布される予定です(う~ん、サービスいいですね~)。

◎講演「欧州新時代におけるイスラームとの対話―ドイツから何を学ぶか」

 同志社大学神学部・神学研究科が主催し、一神教学際研究センター・日本クリスチャンアカデミー・ドイツ連邦共和国総領事館が共催する公開講演会を上記テーマで開催します。
 同志社大学では、昨年4月に「一神教学際研究センター」(CISMOR)を設立いたしました。そのセンターおよび神学研究科を教育研究の拠点として、「一神教の学際的研究―文明の共存と安全保障の視点から」が21世紀COEプログラムに採択されました。この講演会は、COEプログラムの研究成果を広く社会に還元する目的を持っています。
 また、この講演会で講師を務める小原克博氏(同志社大学神学部・神学研究科教授)は、ドイツ連邦共和国総領事館を通じて、同国外務省が主催する「イスラームとの対話」プログラムに招待されました(2004年4月)。この講演会では、ドイツでの様々な具体的取り組みについて最新の報告がなされる予定です。
 欧州憲法の制定が議論される際にも、文化的・宗教的な多様性がしばしば重要な論点とされました。かつてキリスト教文化圏と呼ばれたヨーロッパの各地に、多数のイスラーム教徒が住み、宗教多元的な状況が今日のヨーロッパの日常風景となりつつあります。しかし、各国の宗教政策や宗教教育は、まさに試行錯誤の途上にあり、それだけに、そうした取り組みの現状を知ることは、日本社会にとっても、大きな意味を持つと言えます。
 本講演会では、ヨーロッパの宗教政策の全体像を知るために、イギリス・フランス・ドイツの事例をとりあげつつ、その中でも特にドイツに焦点を当てて、今日の課題や、それに対する取り組みを具体的に紹介していく予定です。
なお、講演会の最初に、ドイツ連邦共和国総領事館を代表して、ラインハルト・ルードヴィッヒ副総領事に、あいさつをいただく予定になっています。また講演の後には、フロアーとのディスカッションも予定しています。

■テーマ:欧州新時代におけるイスラームとの対話―ドイツから何を学ぶか―
■日 時:7月17日(土)、午後1時~3時
■場 所:同志社大学 今出川キャンパス 神学館礼拝堂
■講 師:小原克博(同志社大学神学部・神学研究科教授)
■主 催:同志社大学神学部・神学研究科
 共 催:一神教学際研究センター、日本クリスチャンアカデミー、
      ドイツ連邦共和国総領事館

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