Changing City Berlin
SONY CENTER。旧東ドイツの地域にそびえ立っている、斬新な建物です。5年前にできたそうです。
今回のドイツ視察プログラムの参加者たち。かなり個性的な人が多く、おもしろいです。
オペラハウスの前で。わたしの隣にいるのは、キルギスタンの女性ジャーナリストです。
今日(18日)の午前中はベルリンの中心部をバスで回りました。歴史的な建造物をインテンシブに見て周り、基本的な情報のレクチャーを受けました。
わたしにとっては15年ぶりくらいのベルリン訪問でした。特にベルリン東部はあまりにも大きく変わっていたため、驚きを禁じ得ませんでした。
わたしがドイツに留学していたときに、東西ドイツの統一という歴史的事件に立ち会うことができ、当時、ベルリンの壁を削って、その破片を多数持ち帰りました。
統一前のベルリンも、わたしは知っているのですが、その頃から考えると、ベルリンはすさまじい変化を遂げたことを、今回は実感させられました。
絶えず変化を遂げている都市ベルリンは、多くの人々、特に若い世代の人々を引きつけ、高齢化社会ドイツの中では例外的に、若者の占める割合が非常に大きい都市であると聞きました。統一後に建てられた建物には斬新なものが多く、歴史性と先進性の両方がベルリンの魅力となっていることを感じました。
失業率の高さ(約18パーセント)も大きな課題には違いないのですが、全体としては、ベルリンは大きな活力に満ちた都市であると思いました。実際、観光客の数で言うと、ロンドン、フランスに次いで、ヨーロッパで第三番目の集客力を持っているとのことでした。
そしてベルリンには、12万人のトルコ移民が住んでおり、トルコの人たちを筆頭に、ムスリムの人たちのintergrationとidentityの両立が問題となっています。
午後は、イスラーム文化協会の人たちとディスカッションをしました。トルコ人に関して言うと、今、3世の時代に入っているわけですが、ドイツ社会でうまくいっている部分と、そうではない部分とが混在しています。しかし、そういう課題を、地域の人たちが共に担おうとしている姿勢には、希望を感じさせられました。
夜は、オペラハウスでバレーを見ました。わたしはバレーに対する鑑賞力がないので、内容については説明はできませんが、普段、バレーを見ることはないので、すべてが新鮮に映りました。
明日は、ドイツ外務省をはじめ、官庁関係を回る日になります。