KOHARA BLOG

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国際ワークショップ 二日目

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 国際ワークショップの二日目は二つのセッションがあり、ワークショップ「キリスト教と戦争・暴力」で発表をしました。タイトルは"Conflicts of Pacifism and Just War Theory: From the Japanese and Christian Viewpoints"。
 ヒロシマの原爆投下が日本では反戦平和思想の起点とされているのに対し、米国では長い間、正戦(just war)の一つと考えられてきたことを、スミソニアン博物館におけるエノラ・ゲイ展紛争をきっかけに展開しました。
 わたしの前に、正戦論の世界的権威James Turner Johnson教授と、これまた著名なフェミニスト神学者のUrsula King教授が発表をしました。
 案の定「正戦」とは何か、をめぐって議論が白熱し、イラク戦争は正戦であったのか、というところまで議論は及びました。Johnson教授は筋金入りの正戦論者で、ある意味で、アメリカ社会の一面を見た気がしました。
 King教授は世界的に有名な人ですが、実に気さくな「おばちゃん」という感じの方で、非常に好印象を持ちました(上の写真、わたしの左にいるのがKing教授)。
 年を取ると、しぶ~い顔(雰囲気)になる人が多いですが(特に男性)、いつまでも、彼女のような「柔和さ」を持ちたいものだと感じた次第です。

 国際ワークショップの成果は、なるべく早い段階で公開できるようにと考えています。最初は英語で公表され、それから日本語版ば公表されると思います。しばらく、お待ちを。

 明日はいよいよ行事の最終日。エクスカーションです。早い話が遠足ですね。清水、金閣寺、東福寺などを回ります。

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