成績処理に追われ・・・
多くの人からBLOG見ているよ、楽しみにしているよ、という励ましのお声をいただいて、うれしい限りです。ただ、なかなかその期待に応えるように、最近更新できていなくて、すみません。
先日も報告したように、今週末に行われる国際ワークショップの準備も、それなりに大変なのですが、今まで先送りしていた成績処理が最終デッドラインに達し、必死になっているところです。提出された学期末レポートの山は、読んでも読んでも、なかなか減っていきません・・・
学生さんたちが時間をかけて書いたレポートは、丹念に読みたいと思いますので、どうしても時間がかかってしまいます。あ~、もっと早くから始めておけばよかったのに~、と今頃になって思うのですが、後の祭りですね。今日は徹夜になりそうです。(T_T)
いつもながら、レポートを読んで感じるのは、文章力・表現力に大きな差があるということです。思索の練り込まれた、質の高いレポートもあれば、感想文に毛の生えたようなものまであり、まさに玉石混淆。
わたしがいつも学生たちにいうのは、「学生時代の表現力が、その後一生の表現力に決定的な影響を与える」ということです。要するに、だから、一回一回のレポートをいいかげんにすべきではない、ということなのですが、ゼミなどできちんと指導を受けてきた学生と、ただ漠然とレポートを書いてきただけの学生との間には、大きな差があります。
学術的な分野における文章力は、その気になれば、確実に向上させることができます。文学的才能は必要ないのです。論理的思考の足跡をロゴス化する苦労を地道に重ねていけば、説得力のあるレポートを書くことができます。要領よく単位を取ることに関心を向けすぎる学生は、どうも、この種の苦労をスキップしてしまっているようです。