東福寺の管長と面会
今日は東福寺(臨済宗)を訪ね、管長の福島慶道氏と面会することができました。2月に京都で予定されている国際ワークショップに、世界の各地から研究者や学生が参加するのですが、その方々に禅仏教を紹介し、座禅の体験をしてもらいたいと考え、東福寺との交渉を進めてきました。
福島管長はアメリカではかなり有名な禅マスターです。それもそのはず。聞けば、1989年から毎年、訪米し、1ヶ月~2ヶ月かけて各地の主要大学で禅の講義や座禅の実践を続けてきているとのこと。
各大学でなされた講演が著書『無心のさとり』(春秋社、1998年)に収められており、なんと今日は、その本を毛筆サイン入りでいただくことができました。かなり得した気分。(^^ゞ
も、もちろん、お話を直接にうかがうことができ、会話を交わすことができたのが、最大の収穫であることは言うまでもありません。(^_^;)
福島管長は禅の精神を世界に伝えたいという気持ちにあふれているだけでなく、たとえば、アメリカのキリスト教に対しても非常に開かれた態度を持っている方であることがわかりました。実際、カトリック神学者のポール・ニッター(彼は宗教間対話の神学者として有名です)などと旧知の仲であるとのこと。京都のこんな身近なところに、すばらしい仏教者がいることに今まで気づきませんでした。
ご自身の中に豊穣なハイパーリンクの世界を持っている人は魅力的です。
それと、東福寺そのものも、すばらしい雰囲気を持っています。何とも表現しがたい、清楚なたたずまいの庭園や、歩く者を凛とさせる趣のある通天橋。
東福寺、おすすめです。京都駅から一駅、東福寺駅で下車すぐです。
■臨済宗大本山 東福寺
https://www.tofukuji.jp/
■福島慶道『無心のさとり』(春秋社、1998年)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4393143914